第3章 現金預金取引
このページの内容
最も基本的な現金・預金取引をご説明します。
初めての方は、まずはこの現金・預金取引の仕訳を覚えていただくとよいと思います。
このページの目次
|
現金・預金の範囲
現金
現金は、次のようなものです。
|
項目 |
内容 |
通貨 |
紙幣、硬貨 |
|
通貨代用証券
(銀行や郵便局ですぐに現金化できるもの) |
他人振出小切手 |
取引先が振り出した小切手。 |
郵便為替証書 |
|
期限到来済の公社債利札 |
|
株式配当金領収証 |
|
預金
預金は、次のようなものです。
|
用途 |
備考 |
普通預金 |
銀行取引の基本となる預金です。 |
自由に預け入れ、払い戻しができます。 |
当座預金 |
手形や小切手の支払決済専用の預金です。 |
|
通知預金 |
資金の短期的な運用(普通預金より金利が高い) |
通常、預入してから最低7日間は据置く必要があり、引出には2日前に通知が必要です。 |
定期預金 |
資金の運用(普通預金より金利が高い) |
始めに預け入れ期間を決めて、満期日まで原則、引出しできません。 |
|
※普通預金と当座預金の違い
|
普通預金 |
当座預金 |
概要 |
銀行取引の基本となる預金 |
手形や小切手の支払決済専用の預金 |
口座開設 |
誰でも開設可。 |
金融機関の審査があります。
審査に通ると、金融機関から小切手帳を購入し、小切手を振り出すことができるようになります。 |
預け入れ |
預金利息あり
|
預金利息なし(預金保険法における「決済用預金」に該当するため) |
管理書類 |
通帳 |
金融機関より郵送される照合表 |
ペイオフ |
1人1金融機関当たり、合算して元本1000万円まで、および、その利息 |
全額保護(預金保険法における「決済用預金」に該当するため) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|