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ページ更新日:2016/9/2

第3章 消耗品(事務用品など)の購入取引

このページの内容

ここでは、事務用品等の棚卸資産を購入した場合、どのような仕訳をするかご説明します。

このページの目次
費用計上の仕方
三分法による仕訳

   

以下の(例1) (例2)を使って、費用計上の仕方と仕訳をご説明します。
(図の仕訳は、原則処理の「①購入時に消耗品費(費用)とする方法」を記載しています。)
消耗品の帳簿づけ-個人事業主と法人会計

費用計上の仕方 とても重要!

会計基準では、最終的に、上図の通り、費用計上するのが原則です。
詳細は、次の通りです。


Ⅱ個人事業主・法人の会計
全ページ一覧
第1章 個人事業主・法人の会計【全体像】

第2章 会計の基本
会計の目的と処理基準
貸借対照表と損益計算書
貸借対照表と損益計算書とは
貸借対照表と損益計算書の仕組み
帳簿付けの仕方
仕訳の仕方
複式簿記による帳簿付け全体の流れ
企業会計原則の原則
一般原則
発生主義・実現主義・費用収益対応の原則
現金主義会計と発生主義会計の違い
第3章 各取引の仕訳・帳簿の付け方
現金預金取引
債権・債務の取引
物の購入
商品の仕入・売上
消耗品の購入
有形固定資産と無形固定資産の購入・減価償却

Ⅰ個人事業主の確定申告

Ⅲ消費税法

Ⅳ会計ソフト比較解説

Ⅴ自作フリーソフト[二刀流宛名印刷]


内容
原則処理 発生主義と費用収益対応の原則により、 当期に消費した個数(=当期1年間の収益に期間対応する費用)を費用計上します。

そして、 当期に消費していない在庫(=当期1年間の収益に期間対応しない費用)は、貯蔵品として資産計上します。


上記、発生主義と費用収益対応の原則による費用計上の考え方は、次の通りです。
内容
発生主義 これは、商品やサービスの消費時に費用計上するという原則です。
⇒消耗品などを購入したら、これを使ったとき、費用計上することになります。
費用収益対応の原則 これは、当期収益に対応する費用を計上するという原則です。
⇒消耗品費は、売上に直接的に対応しません。そこで、当期1年間の収益に期間対応する消耗品費を間接的に対応させます。

例外処理 ●会計基準では、重要性が乏しいものは、購入時や払出時に費用計上できます。
●個人事業主の確定申告では、事務用消耗品などの棚卸資産(各年ごとにおおむね一定数量を取得し、かつ、経常的に消費するもの)の取得額を継続してその年分の費用[必要経費]に算入している場合には、これが認められます(所基通37-30の3)。

             

原則処理の仕訳例

商品の仕入・売上の三分法と同じように、期中は簡便な処理をします。そして、期末決算時に、前述の通り、当期消費した個数分(=当期1年間の収益に期間対応する費用)を、費用計上します。個人事業主の確定申告でも、同じ仕訳になります。

この原則処理では、「①購入時に消耗品費(費用)とする方法」と「②購入時に貯蔵品(資産)とする方法」があります。
①購入時に消耗品費(費用)とする方法 ②購入時に貯蔵品(資産)とする方法
購入時 (例1)ファイル1,000円×3個を現金で購入した。
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 3,000 現金 3,000

(例1)ファイル1,000円×3個を現金で購入した。
借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 3,000 現金 3,000

消費時 (例2)ファイル1,000円×1個を使用した。
仕訳なし

(例2)ファイル1,000円×1個を使用した。
仕訳なし

決算整理仕訳 (例3)ファイルの在庫が1,000円×2個あった。
借方 金額 貸方 金額
貯蔵品 2,000 消耗品費 2,000
購入時の消耗品費3,000円のうち、在庫分1,000円を資産計上します。

(例3)ファイルの在庫が1,000円×2個あった。
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 1,000 貯蔵品 1,000
購入時の消耗品3,000円のうち、消費分1,000円を費用計上します。

B/S
P/L表示
どちらの方法でも、以下のように同じ結果になります。
・貸借対照表 - 貯蔵品 2,000円
・損益計算書 - 消耗品費 1,000円


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